学びプラス情報
【心理学】春は出会いの季節。第一印象について考えてみよう
-
心理
記事のカテゴリー
-
その他(コラム)
こんな方に読んでほしい
-
この春、環境の変化を控えている方
-
全受講生・修了生
記事から得られること
-
第一印象をよりよくするポイント

暖かくなっては寒くなる三寒四温、体調管理の難しい季節ですね。
春は進学や就転職に伴う環境の変化が最も多くなる季節です。
自分自身が変化しなくとも、異動や就転職を受け入れる側としての環境の変化もありますね。
春は新たな出会いが重なる季節です。
そんなときに気になるのは自分自身の第一印象ではないでしょうか?
第一印象が良いものだと、その後の人間関係に良い影響を与えます。
今回は新年度に向けて第一印象に関することを心理学で紐解いてみます。
第一印象は残りやすい
相手に良い印象を与えたい場合、「初頭効果」という心理効果を活用しましょう。
初頭効果とは、最初に提示された情報に強く影響を受ける心の働きのことを言います。
実験では、人を紹介するときに以下の2つの順で紹介しました。
①知的→勤勉→衝動的→批判的→頑固→嫉妬深い
②嫉妬深い→頑固→批判的→衝動的→勤勉→知的
すると、同じ語句を使っているにもかかわらず、①の方が紹介された人物の評価がポジティブになる傾向が見られました。
相手に最初に与えた印象は強く長く残り、しかも一度定着してしまった印象はなかなか挽回できません。つまり、私たちは第一印象だけで相手の内面を良くも悪くも評価してしまっています。
加えて近年の研究では、「目の前の人を好きか嫌いかという直観的感情は、
初対面のときに心が決めてしまう」という傾向が指摘されています。
相手に対して良い印象を与えたい場合には、第一印象はかなり重要な要素であるといえます。
この初頭効果は人に対して起こるだけではありません。
例えばWEBデザインや広告デザインにおいても、ファーストビューの印象は非常に重要です。
見やすさ、つまり相手からの第一印象を意識したデザインが必要になります。
男女で見ているところが違う
ここ数年でコミュニケーションにおいてもオンライン化が進みましたが、それでも対面で実際に会ったときの第一印象は重要です。
対面で会ったとき、私たちは相手のどこを見て第一印象を抱くに至るのでしょうか。
近年の研究ではAIによる視線解析によって、男女で相手のどこを見ているのかに違いがあることが明らかになっています。
初対面のときにまず相手の目や顔全体を見ることは男女に違いはありません。しかしその後の視線の動きに男女の違いが表れました。
男性の場合、相手の男女問わず相手の目や口元を見た後は
また目に戻ったり顔の他の部分を見たり、視線は顔周辺に留まります。
それに対して女性の場合、相手の男女問わず相手の目や口元を見た後は視線は相手の上半身に移り、服装や体格、手元の爪など隅々に視線を走らせます。その後一旦視線は顔に戻りますが今度は足元にまで動きます。この視線の動きは数秒で行われます。
女性の場合は相手の顔に留まらず全身に視線を走らせています。
男女別の第一印象
このことから、初対面の相手が男性か女性かで、第一印象でどこを意識すべきかが分かります。
初対面の相手が男性の場合は、顔や髪型、特に目元の印象が重要になります。
表情も重要ですので、自分がどのような表情で話しているかを鏡で確認することも効果的です。
自信のある前向きな表情は好印象を与えます。
初対面の相手が女性の場合は、顔だけでなく顔以外の全身が与える印象を意識する必要があります。
顔の表情や髪型がバッチリ決まっていたとしても、
姿勢が悪かったり、服装がだらしなかったりすると悪印象になってしまいます。
指先の爪や靴の状態も見られていますので、好印象を与えるためにはケアが大切です。
第一印象は人間関係のスタートラインです。
良い第一印象はその後の人間関係のためのスタートダッシュといえます。
人を見掛けで判断してはいけないと言う言葉は、
そもそも私たちが初対面の人を見掛けで判断してしまうからあるのかもしれません。
第一印象をよりよくすることで、春からの新しい環境が素敵なものとなりますように。
関 一真
-
心理
担当
京都四条烏丸校
所属
NLP™トレーナー、心理カウンセラー2015年より京都校、大阪梅田校にて心理学系講座を担当。優秀講師賞受賞。個人で心理カウンセラー、占い師としてクライエント様に相談援助を行う。日本語教師(日本語教育能力検定試験合格)、社会福祉士資格保有
この講師の記事を見る