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【心理学】質問力ってどういうこと?
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心理
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「質問力」を鍛える方法と、そのメリット
「質問力」という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか?
コミュニケーション能力の中のひとつとして挙げられるのが「質問力」です。
質問力を鍛えて上手く質問できることで、会話が膨らんだり、必要な情報を引き出せたりします。そんな質問力、コミュニケーションを学ぶNLPでは、どのように捉えているのでしょうか?
質問とは、不明点や疑問点を問いかけることで、質問力とはスムーズにそれらを行う能力のことです。
そして質問はコミュニケーションの一部なので、質問力はコミュニケーション能力の一部です。
質問力が高いと、的確に質問ができるので、
・相手から必要な聞きたい情報を引き出すことができます
・話の流れを方向づけることができます
・相手から気づきを引き出すことができます
質問力を高めることで、コミュニケーション(日常、ビジネス、プライベート)の場面で役立ちます。
質問力が高いと得られるメリット
①相手に対して関心を持っていることを示せる
質問をされると、話している相手は自分の話をしっかり聞いてくれているなと感じます。
逆に質問が無いと、相手は関心を持ってくれているのか関心が無いのか分かりません。
しかし、ただ質問をすれば良いというわけではありません。
どうでもいいような質問、話の筋に関係の無いズレた質問などをし続けると、相手は話の腰を折られてしまい、ネガティブな印象を抱いてしまいます。そうならないように当を得た質問をするためには、質問力と同じくらい、相手の話をよく聞き理解する「傾聴力」が必要になります。
②コミュニケーションの質を高められる
質問をすることで、効果的に相手から話を引き出すことができます。
それによって話が盛り上がったり深まったりし、より心距離を縮めることができます。
テレビのトーク番組では、ゲストの話を質問によって引き出すことで、様々なエピソードが繰り広げられ、それが面白い番組を構成しています。
また、何も無く「話してください」と言われるよりも、質問に答える形の方が相手はずっと話しやすくなります。
③相手から答えを引き出せる
質問をされると、相手は自分の中から答えを探します。
私たちは人から指示や命令されたことよりも、自分で見つけた答えに納得します。
なので指導などのコミュニケーションにおいては、質問によって相手が自分で答えを見つけるように促す方が、結果的に効率的であることが多いです。加えてその方がモチベーション維持にもつながります。
またカウンセリングやコーチングにおいても、質問によってクライエントが気づいていない問題や、あるいは強みに光を当てていくコミュニケーションが求められます。
質問力を鍛えるには
①傾聴力を鍛える
先述にもありますが、的確な質問をするためには相手の話をよく聞いて理解する必要があります。相手の話を興味・関心を持って聞くことで、初めて質の高い質問をすることができます。
NLPでは相手がスムーズに話せるような関係づくりを、質問より先に学びます。
話しやすい雰囲気と、効果的な質問によって、コミュニケーションの質を高めることができます。
②自分以外の人の会話を観察する
スムーズな会話やそうではない会話を観察することで、話を引き出すのが上手い人の質問や、
こういうタイミングでこういう質問をするとこんな反応が返ってくるんだな、といった学びを得ることができます。
③コミュニケーションと質問について学ぶ
言葉は通じるのに話が通じない、噛み合わない経験を誰しもお持ちのことと思います。
NLPではその原因として、私たちの脳がコミュニケーション中に行っている情報処理を挙げています。
それが「削除」「歪曲」「一般化」です。
削除:理解するために必要な情報が欠けている状態
例:「私はストレスを感じています」(何について?)
歪曲:思い込みによって独特の意味付けがされている状態
例:「私は嫌われている」(どのようにして分かる?)
一般化:少数の例を拡大して全てに当てはめている状態
例:「いつも失敗する」(失敗しなかった例は本当に無いの?)
削除・歪曲・一般化には詳細に様々なパターンがあり、私たちのコミュニケーションはそれらで溢れています。
それに対して質問をすることで情報を回復したり修正したりすることで、コミュニケーションをスムーズにするためのモデルを、NLPではメタモデルとして紹介しています。
また、質問の切り口を色々増やすことも重要です。
質問力は、円滑なコミュニケーションに必要不可欠な能力です。
NLPでは質問力の他にも傾聴力、分析力、発信力、柔軟性など、コミュニケーションに必須のスキルを体系的に学べます。ご興味がおありの方はお近くの校舎にお問い合わせくださいね。
参考①
『新・魔術の構造 問題解決のパターン』リチャード・バンドラー、オーウェン・フィッツパトリック(著) 渡部直人、渡部晴美(共訳)
参考②
思考が変わると、未来が変わる。”実践心理学NLP”のご紹介
過去・未来・現在に有効に働くプロも活用するメソッド
NLPは「カウンセリング」「セラピー」「コーチング」の3つのスキルを兼ね備え、
コンサルタントやカウンセラーなど、
高いコミュニケーション能力を必要とする専門家の多くが活用する心理メソッドです。
「過去(分析)・現在(改善)・未来(応用)」のすべてに有効に働きます。
日常生活や仕事で使えるNLPスキル例
人との関わりに大きな影響をもたらすNLPのスキル。
NLPが「問題解決力」「目標達成力」「コミュニケーション力」に優れている理由を裏付ける、6つの作用をその対応スキルの例を交えながらご紹介します。
【NLP実践心理学】は多種多様な職種に役立つスキルです。
開講タイミングは、各校舎にて異なりますので、お気軽にご相談ください。
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参考③
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関 一真
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心理
担当
京都四条烏山校
所属
NLP™トレーナー、心理カウンセラー2015年より京都校、大阪梅田校にて心理学系講座を担当。優秀講師賞受賞。個人で心理カウンセラー、占い師としてクライエント様に相談援助を行う。日本語教師資格保有(日本語教育能力検定試験合格)
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