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【ネイル】絵が苦手でも問題ない!エアジェルとは?
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ネイル
記事のカテゴリー
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その他
こんな方に読んでほしい
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ネイリストを目指す方
記事から得られること
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ネイリストの仕事に必要不可欠なアート技術。アートレパートリーを増やすために、オプション技術を学ぶ事で自分の強みに出来る可能性を発見できる
ネイル=アートと思われるほど、爪という小さなキャンバスに様々なアートが楽しめます。
ネイリストとして仕事をしていく上で、ネイルケアなど基本技術の他にも、
アートの技術は必要不可欠な技術になっています。
またそのアートには平面的なアートから立体的なアートまで、色々な技法、
様々な材料があり、どんどん新しいものが出てきますので、
常にアンテナをはって技術の更新をしていくことがネイリストに求められます。
よく入学したての受講生さんから「絵を描くのが苦手なんですが大丈夫でしょうか?」
と質問を受けることがあります。
ネイリストを目指す方の中には、絵を描くのが得意でそれを活かしたくて目指した方もいれば、ネイルは好きだけど絵に自信がないという方が結構いらっしゃいます。
私はその質問にはこのようにお答えしています。
「ネイルのアートは絵を描くだけではなくて、ジェルやカラーを塗る技法や
ネイルパーツなどをアレンジしたり、立体的なものを作ったりと
様々なアートの種類があるんですよ。
意外と筆で何か絵を描くというよりは、筆使いでくっきり表現したり、
ぼかして表現したりとブラシワークそのものの技術が必要になります。
もちろん、検定試験では3級はお花、
2級はテーマに沿った絵を描くという課題もありますし、
サロンワークでも何かのモチーフを筆で描くことはありますが、
最初はサンプルのデザインを真似て、何度も練習することで
少しずつレパートリーを増やしていけば大丈夫です」と。
そしてその均一に塗る、ぼかすという技術がなかなか習得するのが大変なのですが、
そこで今回【エアジェル】をご紹介します。
◆エアジェルとは
様々なネイルアートの技術・技法のひとつが【エアジェル】です。
エアジェルというのは、筆ではなくてハンドピースという道具を使って
ジェルを吹き付けて描く技法です。
コンプレッサーという空気を圧縮する機械とハンドピースを使うというのが、
他にない特別感のある技法でもあります。
エアブラシというとご存じの方も多いかもしれません。
以前から絵の具を使ってネイルにデザインしたり、プラモデルの塗装など幅広く利用されており、筆を使った描画では出せない繊細なぼかしやグラデーションを描くことができるのが特徴ですが、吹き付けることができる専用のジェルが開発されデザインの幅も使い勝手も良くなったのが【エアジェル】です。
◆エアブラシとの違い
・コンプレッサーが格段に小さくなり静かになった
・絵の具と違いハンドピースがつまるトラブルがおこりにくい
コンプレッサーは片手の手のひらにのる大きさで、音もとても静かです。
(エアブラシの頃は床に置かないといけない大きさ重さで、かなりの作動音でした。。。)
ジェルはライトに入れるまで固まらないので、小さなノズルの中もスムーズに通るのでつまりにくい。
(アクリル絵の具の頃は、絵の具がすぐに固まってくるのでつまりやすかったのです。。。)
◆エアジェルの得意なデザイン
グラデーションやぼかしがきれいにできる【エアジェル】とお伝えしましたが、
どのような仕上がりになるかご紹介します。
特に難しいホワイトのグラデーションも【エアジェル】を使うと
多色使いのグラデーションや、雪の結晶のステンシルを使うとこんなデザインも簡単に
ホワイトのフレンチやヒョウ柄フレンチもステンシルを使えばきれいに時短で。
ハートのデザイン・・・同じステンシルを使っても吹き方次第でニュアンスが変わります。
このようにブラシワークでは出せないニュアンスや、2色が微妙に重なってできた第3の色の出現などやっていて楽しい、そして見ているお客様もワクワクするパフォーマンス的な要素もある技術がエアジェルです。
まだそれほど取り入れているサロンが多くないのもチャンスです!
自分の特技のひとつ、アートのレパートリーのひとつとして
身につけておく技術として【エアジェル】おすすめします。
エアジェルのアートの世界体験してみませんか。
そして自分のアートの幅を広げてみませんか。
★講座の開催時期などは校舎にご確認ください。
中島 由美子
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ネイル
担当
天王寺校
所属
NPO法人日本ネイリスト協会常任本部認定講師、講師歴23年。 2011年よりヒューマンアカデミー天王寺校にてネイリスト養成講座、認定講師養成講座を担当する他、大阪樟蔭女子大学にて 非常勤講師としてネイル講座を担当。
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