学びプラス情報
【ネイル】あまり知られていない足の爪の役割
-
ネイル
記事のカテゴリー
こんな方に読んでほしい
-
ネイルに興味のない方も、ぜひ皆さんに!
記事から得られること
-
体の一部として詰めの役割に気づき、ちょっとした爪切りのポイントを心がけることで足のトラブルを防ぐことができる。
足の爪・・・気にしたことはありますか?
私、ネイル講師であり、一ネイリストでもありますので、長年ネイルサロンでお客様の手や足のお手入れをさせていただきました。
その中で特に足の悩みをお持ちの方がとても多く、様々なトラブルを目にしてきました。
その経験から、トラブルを防ぐために老若男女皆さんに知っていただきたいと常々思っていた爪の豆知識の中の[足の爪]についてお届けします。
・足の爪の役割
「ネイル」というとおしゃれに飾る事と思われがちですが、爪は体の一部です。
特に足の爪は歩いたり走ったりする際に、蹴り出すための大切な役割を担っています。
爪がないとしっかり踏ん張れないのです。
・足の爪のトラブル
足の爪のトラブルで特に多いのは、爪が皮膚にくい込んで痛みに悩まされている方。
痛みがあると、人はどうしてもそれをかばった歩き方になってしまいます。
すると、その歩行のゆがみが膝や股関節、腰に負担をかけ、体の別の部位にも影響が出てしまうのです。
不調の原因が、実は爪が原因だった、なんて事もあるのです。
たかが爪と侮れません。
・トラブル予防
では、どうしたらトラブルが起こらないように予防できるか。
特にトラブルをお持ちの方でない限り、日頃足の爪を気にする方は少ないと思います。
伸びてくるから切る、気になってきたら爪切りで短くすればよいと思っている方がほとんどだと思います。
が、実は、その短くすればよい!は要注意なんです!!
足の親指は短くしすぎるとトラブルの原因になってしまうのです!
それはなぜか。
爪がないと、なぜ踏ん張れないか、の理由ですが、手も足も指の先端まで骨はありません。
そのやわらかい指先を硬い爪が覆い保護し、足の指先にかかる強い力を反発力に変えて歩いたり走ったりできるのです。
そのため、爪を短く切りすぎてしまうと、指先全体を覆うことができず、爪のない部分の皮膚が盛り上がり爪が皮膚にくい込んで痛みがでてしまう原因になってしまうのです。
くい込まないよう爪の形も重要です。
出来るだけ先端はまっすぐに、角をあまりとりすぎないようにする、出来るだけ同じくらいの長さを保つのがポイントです。
足の爪は成人で1ヶ月に約1.5ミリ~2ミリ伸びます。
伸びてくると靴の中で爪があたって指に負担がかかりますし、ぶつかって折れてしまう可能性もでてきます。
できるだけ1ヶ月に1回程度は長さを整えるのが理想です。
今すでに、巻き爪など時々痛みがあるトラブルでお悩みの方は、「巻き爪補正」の施術を行っているネイルサロンで爪の形状を補正できる場合もあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
生きている間爪は伸び続けます。
ぜひご自身の足の爪に注目してみてください。
中島 由美子
-
ネイル
担当
天王寺校
所属
NPO法人日本ネイリスト協会常任本部認定講師、講師歴23年。 2011年よりヒューマンアカデミー天王寺校にてネイリスト養成講座、認定講師養成講座を担当する他、大阪樟蔭女子大学にて 非常勤講師としてネイル講座を担当。
この講師の記事を見る