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【日本語】実習に向けて準備しよう!
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日本語教師
記事のカテゴリー
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学習や実践に役立つ豆知識
こんな方に読んでほしい
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日本語教師養成講座受講中の方や修了生
記事から得られること
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日本語の実習について予備知識を得て、実習への不安が少しでも解消されれば嬉しいです。
残暑お見舞い申し上げます。
実習を担当しております新谷いずみです。
これから実習をされる方はドキドキしているかもしれません。今回は実習に向けての心の準備についてお話します。
実習では初級レベル1回(45分前後)、中上級レベル1回(45分前後)の授業をしていただきます。
初級クラスでは、文型分析、ティーチャートーク、語彙コントロールがポイントです。
中上級クラスでは、学習目標を意識して優先順位をたてたり、類似表現をおさえておく準備も必要です。
実習では初対面の学習者に授業をしますので、学習者の日本語の力や反応を予測することが難しいですね。
だからこそ、
・教案を練って練って、細かくたてる。
・教師の言動だけでもシミュレーションをして、授業の流れを頭に入れる。
ことが重要です。
その結果、学習者をみる余裕ができて、授業中に適切なフィードバックができれば大成功です。
〇学習者がどう学び、どう間違えるのかをイメージする。
×教師の独りよがり、学習者不在の授業はいけません。
〇教え方や練習などのコースを複数用意しておく。
特に中級以上のクラスでは質問が出るかもしれません。そのクラス全体に必要な内容なら時間をとって説明するなど、柔軟に対応しましょう。
授業は学習者がいて初めて完成します。実習に向けて精一杯の準備をして、学習者とのやりとりを楽しんでください!
新谷 いずみ
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日本語教師
担当
高松校
所属
大学の主専攻で日本語教育について学び、日本語教育一筋25年。教員免許、OPIテスター資格を取得。海外の日本語教育、日本語学校専任講師を経験し、留学生の日本語教育とヒューマンアカデミーで日本語教師養成に携わる。優秀講師賞受賞。2016年から外国ルーツの児童生徒の日本語指導にも携わっている。
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