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【キャリアコンサルタント】不合格から学ぶ試験対策
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キャリアコンサルタント
記事のカテゴリー
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資格取得対策
こんな方に読んでほしい
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キャリアコンサルタントを学んでいる方
記事から得られること
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試験に対する心構え
今回は、残念ながらキャリアコンサルタント試験不合格だった方からお話を伺いました。
キャリコン試験は合格基準が決まっている以上、
残念ながら不合格になることはあり得ますよね。
そこで、「どうして私は不合格となったのか? ~私が不合格となった理由~」から、
どのように対策をしたら良いのか、失敗から気づいた事を教えてもらいます。
合格した時って体験談を話したくなりますが、
不合格になった時って体験談をあまり話したくないので、とても貴重です。
ぜひご一読ください。
はじめまして。私が試験を受験したのは約2年前となります。
まず私の試験結果を簡単にお伝えしますと、
学科試験は合格したのですが、実技試験(論述+面接)が不合格でした。
学科試験は、けっこう手応えがありました。
しっかり対策を行い、事前の模擬テストでも合格となる点数を取れていたので、十分な準備が出来ていたため、然るべき結果になったと思います。
一方で実技試験ですが、ほとんど手応えがありませんでした。
論述試験、面接試験の両方ともです。
特に面接では、
「ロープレ練習には無かったケースだ」
「オープンクエスチョンしたけど話が堂々巡りになってきた」
「これ以上何を聞けばいいかわからない」
「もう問題解決策の提示するしかない」
と、ずっと精神的に追い込まれながら実施しました。
「うまくやらなくてはいけない」、「話を途切れさせないように質問しないと」と余裕を失い、あれだけ意識してやってきた受容する姿勢、傾聴が全く出来ませんでした。
実は面接試験はあまり自信がありませんでした。
ロープレ練習でも自信の持てるような面談が出来ていませんでした。
しかし、ある程度練習したから何とかなるだろうと考えてしまっていました。
面接試験はスポーツに通じるところがあると思いまして、
練習や対策の量が、自分への確信に繋がって、本番の精神的な部分に影響すると思います。
講座終了後もロープレ練習を実施する場に参加するなど、
もっと十分な準備を行えたものと思います。
さらに、先生やヒューマンの方からは、
どうしても面接を苦手に感じるようであれば、実技試験は面接試験と論述試験があるから、
論述試験の方で点数をカバーできるよう、論述対策をしっかりやった方がいい
と、助言をもらっていたのですが、
学科の勉強に偏重したため、論述は十分に対策出来ていませんでした。
面接と同様に、対策講座への参加や、過去問を十分に解くなど、出来ることはもっとあったなと思います。
これらの経験から私がお伝えしたいのは以下のことです。
- 「学科」、「論述」、「面接」、いずれも、事前に合格ラインに至る、または、一定の確信が持てるくらいまで、準備して仕上げた方がいい
- 勉強しやすいことや得意なことに偏るのでなく、苦手なところを最低限までボトムアップしたほうがいい
仕事、家事・育児などなかなか対策の時間を取りにくい中で、
学科・論述・面接と3つも対策を行うのは大変かもしれません。
講座の受講を通じてたくさん学習し、多くのことを身につけてきていることと思いますので、試験を残すだけのところまで来ましたら、あとはもう「点数を取って合格する」ことを意識した配分で勉強、準備する考え方も必要なように思います。
末筆ではありますが、、私の体験から何かしら対策のヒントになれば幸いです。
試験、頑張ってください!
今回は、不合格になった人物の貴重なお話をお届けました。
私たちとしてはぜひ皆さんに合格してほしい!ので、
このお話から、ぜひ試験までの時間の使い方や準備のポイントを、考え、計画し、
万全の態勢で臨んでほしいです!
これから試験を受けるみなさまの参考になるなら、と、
今回の体験談を語って下さった方のためにも!試験、頑張ってください!!
野口 翼
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キャリアコンサルタント
担当
ヒューマンアカデミー商品企画室
所属
通信販売、メーカー、IT、運輸など、多種多様な企業での経験を経て、新商品の企画・開発に従事。 ITパスポート、簿記、メンタルヘルスマネジメント、ビジネス実務法務、カラーコーディネーター、FPなど、様々な資格を保有。
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