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【就転職】総まとめ:自信を持って進む!応募書類の重要ポイント

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記事から得られること

  • 就活の進め方のポイントが分かり、実際に応募まで進めることを目指す

就職を考えた時に、
何から始めようか?就活て具体的にどうすれば良いのか?
実は、これらの悩みは私が受ける相談の中で比較的に多いものです。

今、インターネットからあふれる程の就活の情報を得ることができます。
その弊害として、
返って何から始めるのが良いのかわからなくなっている方が多い印象を持っています。

この記事では、少しでも皆さんが自信を持って就活ができるようにちょっとしたアドバイスを書きたいと思います。

今回は、今までご説明してきたことの、総まとめをお届けしたいと思います。
就職・転職活動を始めるにあたり、「何から手をつければ良いか分からない」と感じる方は多くいらっしゃいます。インターネット上には情報があふれていますが、その多さがかえって迷いを招くこともあります。自信を持って活動を進めるためには、いくつかの重要なポイントを押さえることが大切です。特に重要なポイントとしては、まず情報を集めるだけでなく、実際に「行動に移す」ことが挙げられます。考えているだけでは就職活動は進みません。

具体的な行動として、履歴書用の写真を撮る、履歴書の基本情報を記入するといった「思考を使わない簡単な行動」から始めることが推奨されています。履歴書写真は採用担当者への第一印象を左右するため、真剣な気持ちで撮影することが重要です。自撮り写真は「手抜きグセがある」という印象を与えかねず、採用担当者からの評判が悪いとされています。余裕のある就活初期に準備しておくと良いでしょう。
また、応募書類を作成する前に、応募する「職種」と「応募先」の2つに興味関心を持つことが非常に重要です。これは、採用担当者や企業のニーズに合わせて応募書類の内容を作成するためであり、相手を知らずに書くことは効果が低いためです。企業のウェブサイトや求人票を詳しく調べ、企業が発信する情報に注意深く目を通す必要があります。給与や休日、通勤時間だけでなく、企業ごとの違いや、その企業がどのような情報を発信しているかに興味を持つべきです。


主要な応募書類である自己PR、志望動機、職務経歴書には、それぞれ明確な目的があります。

自己PRの目的は「マッチング」です。応募企業と自分がどの点で一番相性が良いかを伝えるために存在します。書くべき内容は、他人より優れた能力ではなく、「自分の中で優位性がある能力」です。自己PRをしっかり書くことは、応募企業に対する強力な接着剤となり、採用への道を大きく開く可能性を秘めています。

志望動機の目的は、採用担当者に「長く働くことができる理由」を説明することです。企業は採用に投資するため、長く働いてくれる可能性が高い人材を優先的に採用する傾向があります。志望動機は、この「長く働く理由」を論理的に伝えるためのツールです。自己PRのように結論から書くのではなく、丁寧に段取りを踏んで進めることが重要です。

ヒューマンアカデミー就職課が推奨する志望動機の構成は以下の5項目です。
【1】応募職業(業界・仕事)に興味を持ったきっかけ。重要度は低いですが、コミュニケーションとして重要な役割があり、簡潔に書きます。

【2】なぜ、その職種を選択したのか?(職種の具体的な魅力)。重要度は高い項目です。応募職種の内容を本当に理解しているかを示す部分であり、その職業で働き続けられるかを大きく左右します。ヒューマンアカデミーでの学習を通じて分かった仕事のやりがいや魅力を伝えることが効果的です。なぜ受講しようと思ったのか、そして受講を続ける原動力(好きや価値観)は何だったのかを深掘りすることが推奨されています。

【3】なぜ、その応募先なのか。難しく考えずシンプルに捉えましょう。応募先企業のHPや求人票を見て、自分にとって良い意味で気になった「文言」や「文章」を抜き出し、自分の価値観と照らし合わせてまとめることが効果的です。企業が公開している情報をしっかりと読み込むことが、安全で効果的な志望動機に繋がります。

【4】ご自分の経験の何が具体的に活かせるのか。これは自己PRと同じ内容で問題ありません。自己PRで述べた、応募企業と一番マッチングしているポイントが、自身の経験の中で応募企業においても、最も活かせる部分だからです。自己PRと志望動機で同じ主張をすることで、自己理解ができている、しっかりとした軸があるという好印象につながります。

【5】将来はどうしたいのか、成りたいのか。面接で聞かれる可能性のある「将来どうしたいか」という質問への対策にもなります。特に重要なのは、「応募企業で将来どうしたいのか」という視点で書くことです。これにより、採用担当者に「すぐに辞めてしまうかもしれない」という不安を与えず、入社意欲を示すことができます。


職務経歴書は「職歴」の詳細を伝え、採用側が「企業にとって役に立つ理由」=「長く働く理由」を見つけ出すための重要な書類です。
多くの企業は履歴書以上に職務経歴書の内容を重視します。記載すべき基本的な項目には以下があります。
●企業名
●勤務期間
●事業内容
●従業員数
●資本金
●配属先と勤務期間

業務内容を単に羅列するのではなく、自分が「何をしてきたのか」「何ができるのか」を具体的に書くことで、その内容自体が自己PRのような効力を発揮します。 特に異業種からの転職など、直接的な職種や業界の経験が少ない場合でも、応募先との「接点」を意識して業務内容を書くことが重要です。応募職種に求められる仕事内容や、人としてのあり方(時間厳守、一人で完遂する能力など)をイメージし、過去の経験との共通点を探すことで、どんな経験にも関連する接点は必ず見つかるとされています。
また、職務経歴書の冒頭に「職務経歴要約(概要)」を400~600字程度で加えることも有効です。これにより、忙しい採用担当者も短時間で内容を把握でき、興味を持ってもらえれば詳細を読んでもらえる可能性が高まります。経験者は箇条書きで、未経験者は文章で能力を中心に書くことが推奨されています。書くことを手抜きしがちな部分だからこそ、しっかりと書くことで他の応募者との差が出やすい部分だと言えます。
就職活動では、これらの応募書類作成のポイントを押さえ、相手(応募先)のニーズを理解し、自身の経験や強みを論理的に伝えることが、成功への鍵となります。

今まで、長きにわたりお読みいただきましてありがとうございました。
皆様の就活に良い結果が出ることを願っております。

笹田 裕彦

  • キャリアコンサルタント

  • 就職関連

担当

新宿南口校

所属

大学卒業後、精密メーカーにて営業として18年間従事いたしました。その後、ヒューマンアカデミーにキャリアコンサルタントとして転職いたしました。 キャリアコンサルタントとして12年間勤務し、約6000名の方々の就職転職に関わってきております。

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