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【就転職】他の応募者との差がつく。職務経歴書の重要性
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就職を考えた時に、何から始めようか?就活って具体的にどうすれば良いのか?
実は、これらの悩みは私が受ける相談の中で比較的に多いものです。
今、インターネットからあふれる程の就活の情報を得ることができます。
その弊害として、返って何から始めるのが良いのかわからなくなっている方が多い印象を持っています。
この記事では、少しでも皆さんが自信を持って就活ができるようにちょっとしたアドバイスを書きたいと思います。
前回は、職務経歴書の重要性についてご説明させて頂きました。
職務経歴書は面倒なもの、形式的なものではなく、皆さんと応募企業をつなぐ接着剤のような存在です。
そんな、職務経歴書ですが、読む側からすると、かなりの苦労が伴う存在です。
理由は以下の通りです。
・読みづらい。
・興味の無い、必要の無い情報の羅列がほとんど。
・どこに出しても一緒の内容を提出してきている。
この事を踏まえると、皆さんがすることがわかりやすくなります。
・読みやすくする。
・興味のわく、必要な情報満載の内容にする。
・応募企業にしか通用のしない、内容を作成する。
今回から、上記3点の為に何をすれば良いのかを解説していきます。
これをして頂くだけで、職務経歴書は皆さんと企業を苦しめる存在から、皆さんと企業を繋げる強力な接着剤となることでしょう。
職務経歴書を接着剤にする為の方法 その一
職務経歴要約(概要)を書こう!
採用担当者は、忙しいです。
単に忙しいだけではなく、「とても」です。
皆さんにもご経験あるのではないでしょうか。
とても急いでいる時に、要領の得ない長い説明を聞いてイライラしてしまったこと。
皆さんの職務経歴書も同じことになっていないでしょうか。
私が知る限り、落ち着いた環境でコーヒー片手にじっくりと皆さんの応募書類(履歴書・職務経歴書)を読んでいる採用担当者はいらっしゃいません。
ほとんどの採用担当者は、採用業務だけではなく、他にもいくつもの重要な仕事を抱えています。
しかしながら、皆さんの武器の一つは「今までやってきた事」つまりは「職歴」です。
この職歴を読んでいなただかないと、皆さんの魅力は半減してしまい、年齢の若い新卒に勝てる確率が下がってしまいます。
つまりは、皆さんは採用担当者に今までやってきたこと(職歴)を読んでもらう必要があるのです。
でも相手(採用担当者)は忙しいのです。
そんな時に、便利なのが「職務経歴要約(概要)」です。
これは、その名が表す通り、皆さんの職歴を完結に表した内容です。
簡潔に400字から500字で書いてあるので、忙しい採用担当者も読むのには負担になりません。
読んで興味を持って頂ければ、職務経歴書の詳細も読んでもらえる事になり、面接に呼んでいただける確率がグッと高まります。
そんな、良い効能がある職務経歴要約ですが書く時にはいくつかのポイントがあるで注意してください。
1、長くならないようにする。
要約なので、文章はコンパクトに収めましょう。
目安としては400文字から600文字です。
2、短くならないようにする。
400字以下の内容は、やる気が無い様に見えてしまうことがあります。
3、経験者は箇条書きで書く。 未経験者は文章で書く。
経験者の場合は、相手が知りたい情報が企業名、努めた年数にかなり含まれています。
そう、考えると、どの企業のどの部署に何年在籍していたのか箇条書きで書くことに意味があります。
見経験者の多くは前職での経験が、そのまま生かせる事が少ないです。
その様な未経験者が、箇条書きで企業名などを書いても効果はあまり望めないことが多いでしょう。
そこを変える為、未経験者は箇条書きではなく文章で書くことをお勧めいたします。
その時のポイントは、各内容は企業名ではなく、企業での就労経験から培った「能力」です。
例えば、ネイルサロンの求人票に求める人物像として「コミニケーション能力がある方」と書いてあるとしましょう。
貴方が、今までネイルサロンまたは、接客が伴う業界で勤務されてきた方ならば下記のように書いてみるのも一つの方法です。
・▲▲百貨店 宝石売り場 販売員 派遣社員 (1年)
・DDDDDリラクゼーションサロン セラピスト 契約社員 (3年)
・GGGGGネイルサロン ネイリスト アルバイト (5年)
・AAAAネイルサロン ネイリスト 正社員(4年) 店長として1年経験
採用担当者としては、ネイルサロンのご経験だけではなく、接客の経験もしているこの応募者に興味を持つことが考えられます。
でも、応募者がネイルサロン、接客ともに経験していない時に下記のような内容を箇条書きで要約を書くとどの様な印象に映るでしょうか。
・■■工業株式会社 軽作業員 正社員 3年
・有限会社〇〇物流 倉庫管理 正社員 4年
・株式会社☆☆商事 事務員 派遣社員3年
恐らく、
採用担当者は、違う業界から応募書類が届いた印象が強く残ってしまう恐れがあります。
この内容を下記のような修正することが可能です。
専門学校を卒業後、7年間倉庫等で軽作業、3年間は一般事務を経験してきました。
7年間の軽作業では、体力面だけではなく、決められた時間以内に作業(発送)を必ず完了させる仕事の基礎が身につきました。
3年間の事務経験では、仕事の納期を守るだけではなく他の部署と連携するため、頻繁に電話、メール等を使用しコミニケーションを取っていました。
その効果もあり、2年目からは正社員がする責任ある仕事を任せられるようになりました。
いかがでしょうか。
キーワードの「コミニケーション能力」を文章に入れ込むことで、採用担当者の興味を刺激しています。
皆さんも、採用担当者の興味を刺激する職務経歴要約を書いて、職歴の詳細まで採用担当者を導きましょう。
ぜひ、がんばってください。
職務経歴要約は、採用担当者は読むことが多いのに、応募者は書くことを手抜きしてしまう部分です。
そんな部分だからこそ、しっかり書いてある職務経歴要約は他の応募者との差が出やすい部分だとも言えます。
しっかりと書いて、差をつけましょう。
笹田 裕彦
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キャリアコンサルタント
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就職関連
担当
新宿南口校
所属
大学卒業後、精密メーカーにて営業として18年間従事いたしました。その後、ヒューマンアカデミーにキャリアコンサルタントとして転職いたしました。 キャリアコンサルタントとして12年間勤務し、約6000名の方々の就職転職に関わってきております。
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