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【就転職】応募先に興味関心を持つことの重要性

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こんな方に読んでほしい

  • 受講生の方、全般

記事から得られること

  • 就活の進め方のポイントが分かり、実際に応募まで進めることを目指す

就職を考えた時に、何から始めようか?就活って具体的にどうすれば良いのか?

実は、これらの悩みは私が受ける相談の中で比較的に多いものです。
今、インターネットからあふれる程の就活の情報を得ることができます。
その弊害として、かえって何から始めるのが良いのかわからなくなっている方が
多い印象を持っています。

この記事では、少しでも皆さんが自信を持って就活ができるように
ちょっとしたアドバイスを書きたいと思います。

前回は、先ずは写真を撮る重要性をご説明をしました。

なんだ、そんな事かと思った人も多かったのではないでしょうか。
しかしながら、実際に皆さんからの履歴書を見ると、
多くの違和感のある写真を見かけるのも事実なのです。

さて、今回のテーマは、2つの事に興味関心を持つです。

なかなか、実際に書く話にならないので、じれったく感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、今回説明することはとても大事なことで、ここさえ抑えてしまえば履歴書・職務経歴書は
半分は書けたようなものなのです。

逆に、今回ご説明することを疎かにしてしまうと、独りよがりの内容になってしまい、
採用者の心に響く内容にならない可能性があるのです。
その点で、今回ご説明する内容はとても重要なのでぜひ興味を持って読んでみてください。

皆さんは、履歴書・職務経歴書を書く時に、先ずは「自分」をどの様に表せばいいのかと
お考えになると思います。
だからこそ、効果的な志望動機の書き方だったり、印象に残るような自己PRの書き方を
インターネットや書籍を読んで探してはいないでしょうか。

でもちょっと待って下さい。
その考え方には、重要な欠点があるのです。

ここで就職とは違いますが、一つの例を読んでみてください。

あなたは、重要な取引先のご自宅に夕食を招かれたとお考えください。
手ぶらで行くわけにもいきませんので、何らかの手土産を用意することにしました。

その時、皆さんはどうされますか?

今の時代でしたら、インターネットで調べて、
「必ず喜ばれる手土産10選」なんて記事から選んだお土産を持参するかもしれません。

あなたは、ワインにしました。
理由は、インターネットでの評価が抜群に高かったのです。

「これならば、絶対に喜ばれるに違いない」
自信を持ってあなたは、取引先に高価なワインを持参しました。

ところが、受け取った取引先の方の表情はすぐれません。

あなたが、おそるおそる取引先に尋ねると、取引先の方は申し訳無さそうに
「私はワインは飲めないんです」とあなたに伝えたのでした。

何がいけなかったのでしょうか。
恐らく、読者の皆さんは読んでいる途中からこうお考えになっていたのではないでしょうか。

相手の好みはどうなんだろうか?

就職活動における、履歴書・職務経歴書でもこの点がとても重要なのです。

皆さんが、書く志望動機、自己PRは「相手」である採用担当者(企業)がいるのです。
相手のニーズに合わせて書くべき内容を、相手のニーズを把握せずに書く行為は、
先程のワインを購入したビジネスマンと同様の行為になってしまうのではないでしょうか。

そうなる為には、書く前に下記2つの事に興味関心を持って頂きたいのです。

第一に応募する職種に興味関心を持ってください。

皆さんが選んだ仕事は「具体的に」どの様なことをするお仕事でしょうか。

ヒューマンアカデミーで学ばれた皆さんは、既に憧れだけではなく、
リアルな内容を勉強を通じてその仕事内容を理解されつつあるはずです。
そのお仕事の中で、あなたが好きな仕事は何ですか?
受講中はどの勉強が好きで、どの勉強が苦手でしたか?

第二に応募先に興味関心を持ってください。

インターネット時代の弊害として、どの企業も特徴が無いように見えてしまい、
ついついお給料、休日、通勤時間を中心に考えがちです。
しかしながら、やはり企業は一つひとつ違いがあると思います。

ぜひ、その企業が発信している情報に興味を持って頂き、できるだけ調べてみてください。
HPは隅から隅まで、確認してください。

沿革、関連企業、SNS、取り扱っている商品、実績等、色々ありますね。
余裕があれば、実際に企業まで行ってみるのもオススメです。
グーグルマップだけでは分からない情報が得られることもありますよ。

上記の事を、されてみて皆さんの応募意欲はどの様に変化したでしょうか。

ますます、応募したくなった!と思った方は、この勢いで応募書類を書いてみましょう。
⇒次回に続く

色々と調べてみたら、どうも自分が応募したいと考えていた企業かどうか、疑問が出てきた。
これはこれで、大事な感覚です。

他の企業も検討してみるのも良いでしょうが、どこが引っかかっているのでしょうか。
そこを考えてみることをオススメしたいと考えています。

この引っ掛かりは、あなたが大事にされたい何らかの事に関連しているかもしれません。
ここが、はっきりしないまでも、今よりは見えてきてから
応募書類作成に進むことを考えてみてください。

さて今回は、自分を表す前に、相手を知ることの重要性を皆さんにお伝えしました。
人によっては、単なる精神論に聞こえたかもしれません。

それでも、やっぱり今日話したことはとても大事なのです。
なぜならば、誰でも自分に関心を持ってくれることは嬉しいことなのですから。

笹田 裕彦

  • キャリアコンサルタント

  • 就職関連

担当

新宿南口校

所属

大学卒業後、精密メーカーにて営業として18年間従事いたしました。その後、ヒューマンアカデミーにキャリアコンサルタントとして転職いたしました。 キャリアコンサルタントとして12年間勤務し、約6000名の方々の就職転職に関わってきております。

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