今回は、那覇校修了生、小久江 美季さんにお話をお伺いしました。（▷にほんご日和より）
是非この「アシストのススメ」でも、素敵な修了生を、ご紹介できればと思います。

日本語教師を目指したきっかけを教えてください

もともと国際交流や教師には全く興味がありませんでした。しかし、マクドナルドで留学生と一緒に働くようになり、国際交流に興味を持ちました。彼らはとてもフレンドリーで、母国のこと、日本での生活のこと、日本語や母国語のことなど、いろいろな話をしてくれました。知らない土地で毎日忙しく生活しているのに、いつも笑顔で明るい彼らを見ているうちに、なにか私にもできることはないだろうかと思い、日本語教師を目指しました。

ヒューマンアカデミーを選んだ理由

平日の夜の授業があったことと、自宅から近かったので、通いやすいと思って選びました。

説明を聞きに伺った際も、丁寧に説明してくださいました。説明の最後に「一緒にがんばりましょう！」と言っていただき、こちらなら安心して学べると思いました。

受講してどんなところがよかったですか？

授業が常に実践的なところです。日本語教師としての立ち振る舞いや話し方がよくわかり、日本語教師としての自分の姿がイメージできました。また、講師の方々が実際に使用している教材等を見せていただいたこともよかったです。受講者同志も仲がよく、今でも連絡を取ったり、一緒に働いている方もいます。

先生も明るくて、親切でした。授業の時に実際に経験されたことをお話ししてくださり、日本語教師への理解が深まりました。また、授業だけではなく、就職の際にもサポートしていただき、大変感謝しております。

-授業は楽しかったですか？

授業はとても楽しかったです。『外国語としての日本語』は、知らないことばかりで、授業へ行くたびに新しい発見がありました。授業が進むにつれて、日本語教師として働きたいという思いが強くなっていきました。

仕事上のやりがいはなんですか

入国時にはほとんど日本語がわからなかった学生が、だんだんと話せるようになることが、嬉しいです。また、授業だけではなく、生活や専門学校のサポートをしていくうちに、

互いのことを理解し、分かり合えた時に大きなモチベーションへとつながります。
そして、『日本へ留学する』というとても大きな人生の出来事をサポートしていると思うと、身が引き締まる思いです。

-逆に苦労もありますよね

授業のコマ数をそれなりに持っているので、授業の準備に時間がかかることです。今はなれましたが、常勤講師になって1年目の休日はほぼ授業の準備に使っていました。また、学生の病気の対応など、急に予定が変更になることもあって、大変でした。

就職までの経緯を教えてください

日本語教育能力検定試験の合格発表の少し前から、いくつかの日本語学校へ見学に行きました。合格後、すぐに常勤講師として働くことに不安があったので、初めの1年は非常勤講師として、二つの学校で働かせていただきました。もっと深く日本語教師として働きたいと思い、お世話になっていた今の学校で常勤講師として採用していただきました。

今のお仕事とこれからの展望を教えてください

今年度で常勤講師として、3年目の年になりますが、いままでは、授業と業務をこなすことで精一杯でしたが、少しずつ余裕が持てるようになってきましたので、ひとつひとつの授業への取り組みを見直し、理解を深め、向上していけるようにがんばりたいと思っています。

今後の抱負をお聞かせください

私が日本語教師になろうと思った一番の理由である「日本で頑張っている外国人の力になりたい」という思いは変わっていないので、日本語を教えることでひとりでも多くの外国人の日本での生活がよくなるように、手助けしていきたいです。また、機会があれば海外の日本語学校で働いてみたいという思いもありますので、できるだけの努力はしていきたいと思っています。

-日本語教師を目指す方へメッセージがあればお願いします

日本語教師は日本語を教えるだけではなく、日本での生活、専門学校への進路指導、病気のときのサポートなど、想像以上にハードな仕事です。毎日とても忙しいですが、学生が少しずつ日本語を話せるようになっていく姿をみるのが、大変うれしく、やりがいへとつながります。また、今までの人生で経験したことのすべてが活かされる仕事でもあります。学生だけではなく、様々な経験を持った先生方といっしょに働けることも日本語教師の魅力だと思います。興味のある方はぜひ一歩踏み出してください。

出展

にほんご日和
https://haa.athuman.com/media/japanese/